現場の声 2016.07.11

最近の不登校やいじめの問題は1つの方向からクローズアップしすぎだと思う|坂井秋平先生 No.2

子どもは自分自身できっかけを掴んで成長する。そのためにいろんな世界を見せてあげるのが大人の役割。

坂井先生は前回もインタビューを受けてくださいましたが、今回はそのとき質問できなかったことをお聞きできればと思います。まずは、前回にお話してくださった2~3ヵ月話せなくて勉強も初歩からだったけど大学受験を目指していた生徒はその後どうなりました?

残念ながら入試は合格できませんでしたが、彼は最後まで全力で頑張っていました。不登校の子は学力的に問題なさそうでも精神的な部分で本番に弱かったりするので、直前になってふさぎ込んじゃうかなと心配していたんですけどね。もう卒業したので通っていないんですけど、また大学進学に向けて勉強しているらしいです。落ちてしまったのは僕の力が至らなかったせいだと責任を感じています。けれど、彼の今後にとっては良い形で終われたなと思います。

先生はもともと教育関係のお仕事に興味があったのですか。

いえ、大学では法律を勉強していました。アルバイトとして塾で英語を教えていたら英語に興味を持ち、研究するために大学院へ進みました。けれど、教えることを通して子どもたちと関わっていく中で先生という仕事を面白いと感じるようになり、いつしか先生になりたいと思いました。結局大学院は塾の仕事が忙しくなって辞めてしまいました。今は昼間にトライ式高等学院、夜は塾で講師をしています。

トライ式高等学院と塾とで違うなと思ったことや戸惑ったことはありますか。

予備校は集団授業だけどトライ式高等学院は個別授業だから、最初は一人ひとりとの距離の近さに慣れませんでしたし、生徒とのコミュニケーションの取り方が難しいと思いました。でも、今は慣れてきたのか以前より大変さは感じなくなりました。いろんな子がいて面白いです。こういう考え方もあるんだなと発見できます。それに、子どもは大人が手を掛けなくても自分たちで成長していくじゃないですか。いろいろ策を練っても自分の足で歩いていくから、自分は「歩き出すための通過点なんだ」と思っています。僕は最初、子どものために何かができると過信していて、それが原因で失敗が多かった気がします。だから、自分がうまくやれば生徒は成長するはずだという思い上がりは捨てることにして、いずれ成長するだろうと考えるようになりました。現に大学に進学した生徒は問題なく通えているみたいなんですよ。だから、成長する速度に差はあるけど自然と歩き出してくれることを学んだので、生徒にとって常に良い環境を用意してあげられたら、良い存在になれるのかなと思います。

不登校の子にはどのように指導しているのですか。

まず、不登校の子は学校に来ないですね。ただ、僕の場合は受験指導担当ということもあり、もともと大学進学を考えていたけれど留年してしまってトライに入ってきたという生徒を多く担当していて、そういう生徒は学校に来ることはできていますね。

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坂井 秋平(サカイ シュウヘイ)先生

主な担当教科:英語/文系全般
20代で明るく接しやすい人柄から不登校生徒からの信頼があつい。受験指導も定評。

不登校・ひきこもりに悩む親御様に、解決から進学までの情報をお届けしています。

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