現場の声 2016.07.11

「対等」な人間関係を築くことで自分も生徒も成長する|間宮貴美子先生

双方向に対等な人間関係を築くことで声を出さなかった生徒が、今では笑顔も見せるように

どのようなタイプの生徒さんを担当していますか?

ここにいる生徒さんは、何らかの事情で高校を辞めてトライに通っています。勉強について行けなくなった子、逆に出来すぎてしまう子、学級崩壊や、同級生や教師からのいじめで自律神経失調症のような症状が出てしまい学校に通えなくなってしまった子、メールやネットのせいで生活の昼夜が逆転して朝起きれず通えない子など、みなさんが思ってらっしゃるより、それぞれいろんな背景を抱えている子たちがいますね。

なるほど。様々な生徒さんがいる中で、先生にとって印象深い生徒さんはいますか?

今はもう卒業した生徒さんですが、初めて面接した時、何か訊ねて答えが返ってくるまでに30秒以上かかる女の子がいました。最初、話したくないのかなと思ったんですが、話せないのか、話したくないのか、全くわからなくて。とりあえず待ってみることにしました。

待ってみて、その生徒さんの反応はどうでしたか?

じっと待ってみると震えるようなか細い声で話し始めたんです。時間はかかるけど答えを返してくれるんです。あ、この子には待ってあげることが必要なんだ、と気づきました。

この生徒さんにはこう対処しよう、というのはやはり経験ですか?

そうですね…自分の子供時代を思い返しての経験からかもしれません。大人って大抵、一方通行じゃないですか。私は大学教育をアメリカで受けたんですが、あちらの教育には生徒と教師に相互関係がありました。でも、日本の教育現場は一方的になりがちで。だから、とりあえず「待ってみよう」と思ったんです。辛抱強く待っているうち、向こうの方から少しずつしゃべってくれるようになり、数ヶ月後には笑顔も見せてくれるようになりました。

そういった生徒さんと関わるとき、気をつけていることはありますか?

本学院に来る生徒さんは何かしら傷ついた経験を持っているので、まず最初に人間関係をきちんと築くことが必要になってきます。日本的な「一方向的」ではない、双方向に「対等な」人間関係を作らなくてはいけないんです。

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間宮 貴美子 (マミヤ キミコ)先生

主な担当教科:英語/英会話/数学
トライプロ講師として活躍。明るくどんな生徒にも分け隔てなく接する事の出来る講師。

不登校・ひきこもりに悩む親御様に、解決から進学までの情報をお届けしています。

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