現場の声 2016.07.11

周りに変化を求めるのではなく、自分が変われば周りも変わる|小林克司先生

前職の経験を活かし、生徒に同調することから始める。不登校だからと特別扱いしないことが、生徒を前向きに変化させるためには必要!

どのような経緯でトライ式高等学院で教師を始めたんですか。

大学卒業後はセメント会社でサラリーマンをしていたんですが、倒産してしまって。それから旅に出て、並行して音楽をやっていました。オーストラリアやカナダとかで路上ライブしたりしてんたんですよ。日本に戻るのはライブの予定があるときだけでしたね。もともと理系だったんですが、海外にいたら自然に英語が話せるようになって、それを活かせる仕事はないかと探したときに日本で海外引っ越しの通訳の仕事を見つけたんです。それが面白くて音楽はしなくなりました。通訳のはずなのになぜか引っ越しの作業もさせられたんですけど、怪我して辞めることになりました。そのあとは教材販売の会社に就職して、最初は営業だったけどそのうち問い合わせを担当するカスタマーセンターに配属となり、その後は生徒のフォローにまわりました。けれどそのうち会社が傾いてきて空き時間ができたので、トライで家庭教師をやるようになったのが始まりです。

トライ式高等学院へも先生として入ったんですか。

当初トライ式高等学院へは先生じゃなくてスタッフとして入ったんです。各地域の中学校にトライ式高等学院のことを紹介したりといった営業的なことをしていましたね。でも、家庭教師の経験もあるし、中学校から質問を受けたときに実際に勉強を教えていた方が答えやすいんじゃないかと言われて、トライ式高等学院で教師をするようになりました。

そして今ではキャンパス長に。

もともとは勉強を教えるだけだったんですけど、勉強以外のこともやってあげた方が良いんじゃないかと思ってギター教室をやり始めて、それが今の軽音楽部になるなど、そうやっていろんな提案をしていたらいつの間にかキャンパス長になっていました(笑)。

勉強以外のこともやってあげた方が良いんじゃないかと思ったのはなぜですか。

私は3.11が起こった後、わりと早い段階で被災地にボランティアに行ったんです。それであの状況を目の当たりにしたとき、現場の有様を見て被災地の方と関わることで生徒に何かしら変化が起きるんじゃないかと思って、親御さんに許可を取って個人的に生徒を連れて行きました。その結果、生徒に小さいながらも変化があったんです。だから、それなら勉強以外のことをやってあげても成果が出せるんじゃないかと思いました。今でも、月に1回は被災地を訪問しています。

実際に、ボランティアに連れて行って生徒の反応はどうでしたか。

全然知らない人から「ありがとう」と言われる経験って、日常ではほとんどないじゃないですか。だけど、現地に行くとそういう場面にたくさん出くわします。いろんな人に「ありがとう」と言われると、もっとほかにもできることがあるんじゃないかという気持ちが出てきます。生徒は言葉では表さないけど、そのことを行動で示してくれますね。変化は千差万別ですが、今まで家の外にも出なかった生徒が現地から戻ってきたらちゃんと学校に行くようになったのは大きな前進でした。ただ、ボランティアに行くときは、現地の人と自分たちの立場は対等でなくてはなりません。「来てあげた」ではだめダメなんです。行ったからには何かを得ないといけないし、向こうの人には助かったと思ってもらわなきゃいけないんです。まぁでも、自分の目で現地を見るだけでも全然違いますよね。それだけでも大きな影響を与えられると思います。それに、現地の人にとっても高校生が来るだけでも影響は大きいんですよ。若くて元気だから、元気をもらえるんです。

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小林 克司(コバヤシ カツジ)先生

主な担当教科:数学や理数科目が中心。英語も教える。
さまざまな職業を経てトライ式高等学院教師に。さまざまな提案、アプローチで生徒をサポートする。

不登校・ひきこもりに悩む親御様に、解決から進学までの情報をお届けしています。

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