不登校・ひきこもりの基礎知識

不登校・ひきこもりってどんな状態?

はじめに政府の定める不登校とひきこもりのガイドラインを見てみましょう。
不登校とは、文部科学省で「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しないあるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものをのぞく)」状態で、30日以上欠席した場合と考えられています。
一方のひきこもりですが、こちらは厚生労働省が以下の5項目を満たす場合を「社会的ひきこもり」と定義しています。

  1. 自宅を中心とした生活
  2. 就学・就労といった社会参加活動ができない・していない者
  3. 以上の状態が5ヶ月以上続いている
  4. 統合失調症などの精神病圏の疾患、または中等度以上の知的障害
    (IQ55~50)をもつ者はのぞく
  5. 就学・就労はしていなくても、家族以外の他者(友人など)と親密な人間関係が維持されている者はのぞく

以上はあくまでも政府が定めているガイドラインなので、次に不登校とひきこもりの人の心の面での違いについて見てみましょう。
まず、不登校のひとは「学校に行きたくない」という明確な意志があり、その理由を本人が自覚している場合もあります。そして、ストレスの原因が解消すると、登校が可能になります。
一方、ひきこもりのひとは、自分がなぜ外出できないのかわからない状態です。外に出たくないわけではないのに、漠然とした不安があって外出できない、といった気持ちがあります。
また、不登校とひきこもりのひとどちらも、外出することや、誰かとコミュニケーションをとることに不安や恐怖を感じています。そしてそれを改善したいと思っています。

不登校やひきこもりのひとはどれくらいいるの?

不登校児童生徒数

現在、100万人規模のひとが、不登校とひきこもりに悩んでいます。

平成22年度の不登校生徒数は中学校だけでも全国で9万7千人超という統計が出ています。これは中学生の37人にひとりという割合です。クラスにひとりは不登校のひとがいる、という高い数字です。
ひきこもりについては全国調査が行われていないため、どれくらいのひとがその状態にあるのかは把握できていません。研究機関では推定で数10万~100数10万人いるであろうと考えられています。

不登校・ひきこもりを解決するのに必要なこととは?

自分の子どもが不登校やひきこもりになってしまうと、親は自分の経験や一般論から助言をしてしまいがちです。それは親の世代にとって「学校に毎日通うことは当然のことであって、子どもの役割だ」という強固な思いがあるからです。しかし、不登校やひきこもりになっているひとに必要なものは助言ではなく、理解です。不登校やひきこもりのひとは、自分の気持ちを素直に伝えられる人(メンタルフレンド)を求めています。また、親が原因を問うと、「いじめがあった」「学校の雰囲気になじめない」「先生やクラスメイトの言葉に傷ついた」などといった、一元化された答えが返ってくるケースが少なくありません。そのため、親は、転校などで環境を変えれば解決するのではないかと安易に考えてしまいがちです。もちろんそれで解決するケースもありますが、氾濫する情報のただ中にいる今の子どもたちの、不登校やひきこもりの原因は様々な要因が複雑に絡み合っていて、環境を変えても再び不登校になり、転校を繰り返さざるを得ないという悪循環になる可能性も否めません。また、不登校の期間が長くなればなるほど、本人にもわからないほど原因は複雑化していきます。

不登校・ひきこもり脱却の現場で起こっていること

数多くの生徒たちを不登校・ひきこもりからの脱却へと導いている、トライ式高等学院の木村隆広先生に、不登校解決に必要な具体策をお聞きしました。

「トライ式高等学院」
木村隆広先生

トライ式高等学院だから将来が広がる

通信制高校という選択肢をご存知ですか?不登校・ひきこもりのボトルネックはひとそれぞれ。
だからこそ個別でそのひとの状態に合った対応をしてくれる通信制高校・サポート校を選択しましょう。

不登校・ひきこもりになったひとの将来は?

不登校になった通学制の5年後は?

中学時代に不登校を経験したひとの約8割が5年後に就学、もしくは就労しているという文部科学省の調査結果があります。不登校になっても、専門学校や大学への進学の道は閉ざされてはいないということもわかります。
ひきこもりの場合は、不登校よりも閉じこもっている期間が長いことから、楽観視はできませんが、何らかの援助を受けた人の3~4割が状況改善を果たしています。
これは、文部科学省と厚生労働省が示した、不登校とひきこもりの定義を元にした調査結果です。ひきこもりの定義をもういちど思い出してみましょう。5つの項目を満たす場合、ひきこもりと定義されるとされていました。そのひとつは「5.就学・就労はしていなくても、家族以外の他者(友人など)と親密な人間関係が維持されている者はのぞく」というものです。何でも話すことができるメンタルフレンドができれば、その人はもう「ひきこもり」ではありません。このことでもメンタルフレンドがいかに重要な存在かがうかがえます。

通信制高校という進路を知っていますか?

通信制高校」という名前を耳にしたことはあるでしょうか。条件を満たせば全日制高校と同じ高校卒業資格を取得することができる、ひとつの学校の形です。
全日制高校が進級を区切りとする「学年制」を取り入れているのに対し、通信制高校は最低3年間で必要単位を取得すればいい「単位制」を取り入れているので、自分のペースで学習を進めることができます。例えば、心身共に弱っている状態にあった1年目はゆっくりとしたペースで学習をスタートし、回復するにしたがってペースを上げていく、といったことが可能です。
通信制高校の高校卒業資格取得の条件は3つです。

  1. 3年間以上在籍すること
  2. 必須教科科目74単位以上を取得する
  3. 特別活動に、30単位以上参加する。

単位取得はレポートの提出とスクーリングと呼ばれる通学授業で行われます。また、ここでいう「特別活動」とは、勉強以外の活動(クラブ活動やホームルームなど)や行事への参加を指します。
通信制高校には「通学型」と「在宅型」、主にふたつのタイプがあり、不登校やひきこもりの人には慣れた環境で学習を進めることができる「在宅型」がお勧めです。通信制高校では、転入(いわゆる転校)や、高校を中途退学したひとを対象にした編入なども行っています。
また、在宅型で学習を始めても、途中から通学型に切り替えられる体制のある通信制高校もあります。

通信制高校サポート校について知ろう

通信制高校を確実に卒業する手助けを、心身の両面からしてくれるのが「サポート校」と呼ばれる学校です。通信制高校全体での卒業率が50%と言われるなか、サポート校を利用したほとんどの人が3年間での高校卒業資格取得に成功しています。
サポート校に入学すると、提携している通信制高校にも同時に入学することになります。しかし、サポート校は通信制高校のカリキュラムに沿って学習を進めるシステムになっているので、サポート校の指導を受けただけで、高校卒業資格取得、通信制高校卒業となります。ふたつの学校に通学する必要はありません。
サポート校の優れている点は、手厚い対応にあり、特に個別指導型を取り入れている学校を選べば、個々のケースに合ったカリキュラムをその時々の状況に合わせて組んでもらうことができます。1対1の対応ですので、不登校・ひきこもり解消に重要なメンタルフレンドの役割を担ってもらうこともできます。また、状態の回復に伴い、「在宅型」から「通学型」への移行にも柔軟に対応してくれるサポート校もあります。

不登校・ひきこもり脱却の現場で起こっていること

数多くの生徒たちを不登校・ひきこもりからの脱却へと導いている、トライ式高等学院の木村隆広先生に、不登校解決に必要な具体策をお聞きしました。

「トライ式高等学院」
木村隆広先生

トライ式高等学院だから将来が広がる

通信制高校という選択肢をご存知ですか?不登校・ひきこもりのボトルネックはひとそれぞれ。
だからこそ個別でそのひとの状態に合った対応をしてくれる通信制高校・サポート校を選択しましょう。

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